ZabbixのLLD(ローレベルディスカバリ)で作成されたトリガーの閾値を変更する

Zabbixのデフォルトで用意されているテンプレート「Template Net IOS SNMP」をCatalyst 4503に割り当てたところ、「XPP: Temperature is above critical threshod: >60」や「XPP: Temperature is above warning threshod: >50」というアラートが発生しました。

機器側でshow environmentで確認したところ、以下のような状態でたしかにXPPの温度は50℃や60℃を超えていたのですが、閾値自体は101℃(警告)、120℃(重大)、123℃(シャットダウン)だったので特に問題はなさそうでした。

そのため、Zabbixのトリガー側の閾値を変更することにしました。
その際LLD(ローレベルディスカバリ)で自動作成されたトリガーの閾値を変更する必要があり、ちょっと分かりにくかったので記載しておきます

LLDで作成されたトリガーの閾値の変更方法

Zabbixダッシュボードのメニューの「設定」→「ホスト」のトリガー画面で、該当のトリガーの変数を確認します。(今回は「$TEMP_CRT」と「$TEMP_WARN」)

「設定」→「ホスト」のホスト画面のマクロをクリックします。

「継承したマクロとホストマクロ」をクリックします。

先ほど確認した変数の閾値を変更し、更新をクリックします。
(今回、$TEMP_WARNは「50」→「101」、$TEMP_CRITは「60」→「120」へ変更)

該当ホストのマクロ画面の「ホストマクロ」で変更した閾値が表示されるようになります。

この後、「XPP: Temperature is above critical threshod: >60」や「XPP: Temperature is above warning threshod: >50」のアラートが復旧することを確認できました。

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